今回はこのAfter Effects作品でよく見るこのバックグラウンド。

こちらの作り方を紹介していきます!
一見小難しそうに見えますが、簡単なので是非マスターしていってくださいませ。
- オブジェクト制作
- オブジェクトの配置
- フラクタルノイズとモザイク
- モザイク設定
- 時間置き換え
- 色の変更
- 完成
- おわり
オブジェクト制作
まずは小さなオブジェクトを作ります。
今回は、「+」を作って動きを付けていきます。

まずは最初にこちらを作っていきます。
まず、120×120の新規コンポジションを作ってください。

名前を「object」と名付けておきます。
そのコンポジションで先ほどの「+」を作成します。
ペンツールで下記の様にシェイプレイヤーを引き、中心に配置していきます。

Shiftを押しながら引くと真っ直ぐに線が引けます。
中心の合わせ方は、まずアンカーポイントをレイヤーの中心に設定します。
・Mac [option] + [command] + [fn] + [◀︎]
そして、オブジェクトをコンポジションの中心へと配置します。
・Mac [command] + [fn] + [◀︎]
レイヤーを複製して、片方の回転を+90にして「+」を作ります。
・Mac [command] + [D]

このような感じになったら、どちらか1つをもう片方に親子付けします。

親に当たるレイヤーの回転に動きを付けます。

今回はこんな感じで動きを付けました。
ブラーのスイッチもオンに設定しておきます。

アニメーションの緩急はこんな感じになっています。

また、サイズも少し小さくしておきました。

これでオブジェクトの「+」は完成です。
オブジェクトの配置
次にまた新規コンポジションを作り、

サイズを1920×1080と一般的な画面サイズに設定しなおします。

名前を「background」と名付けておきます。
そこに先ほど作ったオブジェクト「+」のコンポジションを入れます。

そしてその「object」レイヤーにエフェクトから、モーションタイルを適用します。

設定の数値を変更し、画面全体に「+」のオブジェクトがいきわたるように調節します。
出力幅、出力高さを調節し、ミラーエッジをオンにしています。

このような感じにしておき、これを一旦非表示にしておきます。
フラクタルノイズとモザイク
次に新規平面レイヤーを作り、

平面レイヤーは下段に移動させておきます。
・Mac [command] + [Y]
これを複製し、1つ目は「ノイズ」、2つ目は「平面」と名前を付けておきます。

そしてこの「ノイズ」に、エフェクトからフラクタルノイズを使います。

するとこういった画面になるかと思います。

コントラストを360まで上げ、展開にエクスプレッションを追加していきます。
[Alt]を押しながら (Macの場合は[option])、時計マークをクリック


下のタイムライン上にエクスプレッションを入力する欄が出てくるので
そこに、time*300と入力しエクスプレッションを追加します。

これで「ノイズ」に動きがつきます。
そして更に、エフェクトからモザイクを適用します。


このようなブロック状になるかと思います。
モザイク設定
ここで先ほど非表示にした「object」を表示させます。

表示させたら、先ほど入れた「ノイズ」に適用したモザイクを設定していきます。
下記のように一つ一つのオブジェクトにモザイク部分が均等に行き渡るように
数値を設定していきます。

このような状態にしていきます。
そして更に、「ノイズ」と、下の「平面」を選択し、プリコンポーズします。

右クリックでプリコンポーズが出来ます。
名前を「ブロックノイズ」と名付けておきます。

時間置き換え
次に、新規調整レイヤーを作り、

エフェクトから、時間置き換えを適用します。

時間置き換えの設定にある、「時間置き換えのレイヤー」を、
先ほど作った「ブロックノイズ」に変更します。

最大置き換え時間に関しては今回は、1.0にしておきます。

そして、「ブロックノイズ」を非表示にします。

色の変更
また、色を変更したい場合はエフェクトから塗りやグラデーションを適用すれば、
自在に色を変更するころが出来ます。

今回はグラデーションを適用してみました。
完成

これで完成です!
おわり
オブジェクトを変えたり大きさを変えたりするだけで、
様々なタイプのものが作れるので是非使ってみて下さい!
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