エクスプレッションと聞くと、羅列した英数字に頭を抱える印象がありますが、
この記事では、最低限これだけ覚えておけば大丈夫!というものを5つ集めました!
いくつかのエクスプレッションを使えるだけで、だいぶ変わります。
実際、キーフレームを大量に打つことがなくなり、編集がとても楽になりました。
- 基本的なエクスプレッションの使い方
- ランダムに揺らそうwiggle
- 回って動いてなんでも屋さんtime
- すばやく点滅random
- キーフレームを無限ループだloopOut
- ゆっくり点滅Math.sin
- おわり
いざ!エクスプレッション!
基本的なエクスプレッションの使い方
まずはエクスプレッションの追加の方法ですが、
エクスプレッションを追加したい項目を選択します。


そして、選択している状態で「アニメーション」から「エクスプレッションを追加」をクリックします。

そうすると、下記のようにタイムライン上にエクスプレッションを追加できる場所が出現します。

また、この操作はショートカットキーでも可能です。
Altキー(optionキー)を押しながら、ストップウォッチのマークをクリックします。

そしたら、エクスプレッションを追加する欄が右下に出てくるので、
この場所に英数字を入力することで、エクスプレッションを発動させることが出来ます。


覚えておきたいエクスプレッションの種類を紹介
ランダムに揺らそうwiggle

wiggleは、連続した不規則な動きをしてくれます。
中の数字を変えると素早い動きから、ノロノロした動きまで簡単に作ることが出来ます。

参考映像は、[位置]にエクスプレッションを追加し、wiggle(2,100) と入力しています。
回って動いてなんでも屋さんtime

主にフラクタルノイズなどの「展開」を制御して、無限ループの動きを作るのに使用したりします。
また、「回転」に使う場合、数値で一秒間に何度回転するかを決めることが出来ます。(360の場合、1秒に1回転する。)
参考映像は、[回転]にエクスプレッションを追加し、time*100 と入力しています。
すばやく点滅random

randomは「不透明度」に使用すると、素早い点滅を作ることが出来ます。
中の数字を変えることで、どこまで値の中でチカチカさせるか決めることが出来ます。

参考映像は、[不透明度]にエクスプレッションを追加し、random(10,100) と入力しています。
キーフレームを無限ループだloopOut

キーフレームを打ち、動きを作ったとき
「この動きを永遠に繰り返してくれないかなぁ」って思うときありますよね
そんなときは、このloopOutの出番です!
キーフレームで作った動作を、レイヤーが続く限り、
永遠に繰り返してくれます。

本来は[ loopOut(type=”cycle”, numKeyframes=0) ]と言うのですが、
略して、[ loopOut() ] だけで使用できるので、主は略して使っています。
また、loopOutは他にも種類がありますが、今回は省略します。
参考映像は、[位置]にアニメーションのキーフレームを打ち、そしてエクスプレッションを追加し、loopOut() と入力しています。
ゆっくり点滅Math.sin

randomでは、チカチカした点滅でしたが、
これはゆっくりとした点滅を作ることが出来るエクスプレッションになります。
参考映像は、[不透明度]にエクスプレッションを追加し、Math.sin(time*2)*100 と入力しています。
おわり
他にもたくさん種類はありますが、
まずはこれさえ覚えておけば大丈夫!というものを紹介しました。
また、エクスプレッションを使う項目を変えたり数字を変えるだけで、
さまざまなアニメーションが瞬時に作成可能なので、
ぜひいろいろ試してみてください!
それぞれのエクスプレッションについて、また詳しく説明していきます。